２００５年、ジュウ渓谷を彷彿させる、凛とした静逸な空気に包まれた秋田県皆瀬の地に生まれた「ミナセ」。その源流は、１９６３年創業の協和精工。先端刃が０．０３㎜というドリル製作に代表される高技術力で自動車、航空機、医療機器、そして時計分野で成功を収め、１９９６年には総合時計メーカーへと発展。主力商品である２０１１年登場のHizシリーズは５コレクションが揃い、今やMINASEの名は海外メディアでも注目されている。時計を知り尽くしたコアな時計ファンが絶賛するその魅力は、①MORE構造、②ザラツ研磨、③ケースインケース構造という独自技術が生み出す、立体感豊かな造形美と、すべてのパーツに秘められたクラフトマンシップ。「１００年後も語れるモノ創り」をテーマに、熟練職人の手作業による精緻な製造にこだわるため、ミナセの生産本数は年間６００本が限界。その希少性も相まって、レアアイテムとなる気配も高まっている。